むすめっこのオルクスライフ

オルクスオンライン。ゲームについて思ったこととか昔話とか。ストーリー文字起こし挫折。

ギルドの楽しさと面倒くささ

基本的にmmoはギルドに入っていた方が得である。

オルクスで言えば、ギルドに入っていなければ土日のアチブはクリアできない。しかも土日の方がアチブクリアで貰えるコイン量は多い。さらにギルスキによる恩恵は侮れない。こないだ間違えて――てか、テロだよあれはw――ギルドに数時間だけお邪魔させて頂いたのだが、火力が3000ほどギルスキで変わった。これはかなり大きい。

さらにこれは場所によりけりだが、そこでの人間関係が構築できる。ギルパテが組める。わからない事を聞きやすい。そういったものも目に見えない大事なギルドの恩恵であろう。

 

では、ソロのメリットは? 

これはもう気楽さ、これに尽きる。

まず入って挨拶する必要がない。誰とも関わりたくなければイン非表示にしていればそれだけでおーけー。ちょっとだけ気になることがあってインしてすぐに落ちる、十五分だけ入ってすぐ落ちる、これが気楽にできる。

いや、そのくらいギルドに入っていてもやりゃあいいんだろう。

 

「ちょっと○○だけ確認しにきました! こんちゃ!」

「すぐに落ちちゃいますけどこんにちは!」

 

これでいい。

 ただ、これだけがものすごく面倒な時があるのも事実である。自分から誰かに声をかけると言うのは、少なからずストレスがたまるものだ。人と関わるのが好きでもね。

もしギルドに人いたらなあ、めんどくせえなあ、そう思ってちゃんと時間が取れる時にしかインしなくなったりする。

ギルドいた頃は自然とできていたのにね。謎だね。しばらくギルドの枠組みから外れて億劫になってしまっているのか……。

 

 

だが、大抵のギルドでは挨拶必須だ。

だって困るもん! 今誰が入ってて誰が入ってないのか分からなきゃ声かけらんないやん! てか挨拶しねぇでインしてるとどうしていいか分からんやん!! 挨拶できねぇ奴はうちのギルドにいらねぇよ!

こうなる。ま、装備を移すだけのチラインとかなら話は別だが。

全ての人がそうでないだろうが、わりと挨拶なしでインしてる子の事が上の人間は気になるものなのだろう。まあ、自分のギルドならそらそうなるだろう。

 

 

まあなんやかんやの人間関係を気にせず、関わりたい時にだけ関わりたい人に声を掛けられるのがソロの気楽さだ。ギルド内人間関係とか一切気にせんくてええもんな。新人さん大丈夫かな、とか気にする事ねぇもん。わりかしギルドに入っていた時は知らず知らずのうちに気を使っていたりしたのだろう。

 

 でもまた人恋しくなって、人間関係構築したくなったらギルド入るさ。人間模様もmmoの醍醐味である。というかそれが超楽しい。あと安定して時間が取れるようになったら……。というか後者の方が今ソロってる主な理由だよ……。

 

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好きな場所。

時は2018年!

春だ!春になるとネトゲがやりたくなるのである!理屈ではない!

 

身内ギルド? 知らんうちに爆ぜてたよ。その後もう一回例の三人で身内ギルド作ったが、それもまた知らんうちに爆ぜた。

そういうものである。

 

それはそうと春である。新しい出会いである。

なんとなくインしていただけで、まともに復帰していたわけではなかった。更新されたらしいストーリー読んだついでにと、レレ上げのため野良ゴリラ(その時のレレ上げフィルミ場所)に周回参加していたのだ。

 

基本死ぬ自分にとって、フィルミとはゾンビアタックの場所である。フィルミをする前には必ずその場所に復活ポイントを変えておく。敵の攻撃に耐えられず死に戻り、マナがなくなったのでわざと敵の攻撃を喰らい死に戻り。とりあえず自分にとってはあれは死んでなんぼなのである。

 

そんな自分を見かねたプリ様がいた。お優しいことである。

 

曰く、「蘇生するから大丈夫だよ(●︎´▽︎`●︎)」

 

お優しいことである。

 

 回復バッチリ、死んだらその場で蘇生してもらえるゴリラ周回が始まった。

自分、思った。フレンド申請していいか聞こうと。嬉しいことにそれは相手方も一緒だったらしく、フレンド申請してくださった。わあい。

そしてギルドには加入しないのかと聞かれた。というより誘ってもらった。

 

――とりあえず入ってみっか!ダメだったら抜けりゃあええ!!

 

そういうことになった。

 

結論としては最高だった。居心地超いい。やってみたかったmmoがそこには詰まっていた。

 

少人数ギルドで、安定して入っているマスターとサブマス達。インが重なれば大体ワンパテ組めるくらい。門に行って死んだり、対抗積み教えてもらったり、来る日も来る日も王子周回したり、みんなで三次職クリアに行ったり。

 

超楽しかった。超楽しかったのだが、リアルの都合で一ヶ月で抜ける事にした。インしない人間が枠を取っておくのは申し訳ない。

 

というわけで、「必ず一年後に戻ってくるからギルド存続しといてくださいね!」と圧力をかけて抜けた。スパッといった。最後の日みんなで揃って王子周回してくれた。

 

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過疎と身内ギルド

前回のあらすじ:仲良くなったフレのギルドに加入申請した。

 

受理された。マスター直々に迎えにきてくれた。ギルメンの人も何人か集まってくださり、王都で五人くらいで円になって座ってお話した。マスターが趣味の話振ってくれたりわりと気を遣ってもらった気がする。

 

このギルドを一言で表すなら、過疎。これに尽きる。

 

インしていたのはマスターと自分と野郎二人。

それ以外の人間を見たのは初日とギルド合同イベの時だけである。合同の時は本当にこんなに人がいたのか!というくらいのイン率の高さだった……そしてそれが最初で最後であった……。

なんならその時に合同したギルドの人の方が今でもたまーーに見る。そしてフレンドも合同相手のギルドの方が多いw

 

マスターとはすぐに仲良くなって四人でパテ組んだり色々と面倒を見てもらった。どのくらい所属していただろうか……ある日、マスターが別ギルド作っていた。もう誰もインしてないギルドなので名前を挙げるが、所属していたBlue moon(Bだけが大文字の方。Mも大文字であったり、全て大文字の所とは別ギルド)に対してRed sun。

もう恩恵ギルドスキルしかねぇ。マスター権はインしない人に渡った。

 

身内ギルドに入った。オルクスlife。野郎二人と自分の三人ギルドである。実質今までとなにも変わらない。Blue moonにいた時にギルチャとか数回しか使ったことない。挨拶とかウィス飛ばすか、インしたらすぐパテ組んでそっちでやるし。

いかに当時の交友関係が狭かったかがわかる。

でもまあ、その時はそれでよかったのだ。それで楽しかったから。来る日も来る日も飽きもせず、野郎二人とペチャクチャお喋りしてた。

 

そんな生活が半年ほど。

 

飽きた。原因がなんだったかは覚えてない。波が引くようにオルクスにインしなくなった。

まあ、秋になると他の趣味が楽しくなるのだ。そういうものだ。ほら、芸術の秋っていうし。小説書くの楽しいし。

 

ちなみに野郎二人とは今でもちょこちょこ連絡を取っている。もう三人揃って同じゲームをすることはとんとなくなったが、たまに一緒にゲームする。最近ではエリシアオンライン布教しといた。まじでエリシア過疎がやばいからな。エリシアやるとオルクス過疎過疎言うけれど、全然大丈夫だって安心できるw ストーリー完結まで、そして自分がストーリー読み切るまではどうにかサービス終了しないで欲しい。ってことで皆エリシアやろう。ちょっと操作が独特だけど、世界はオルクスと一緒だから、オルクス民は絶対楽しめるよ。オルクスストーリー読んでるならなおの事だよ。自分はシオン***会えるように頑張ってストーリー進めるんだ!

 

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のちのサブマスとここでもう既に出会ってるんだよなあwww

 

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はじめてのギルドと野郎二人

自分がオルクスを始めたのは2016年の春あたりのことである。

最終拠点が城下町で、城下町にいけば誰かしらいる。温泉覗き魔がいる。蛇で詰む。スヒメちゃんかわいい。門が実装され毎日スクロール集めに走る。そんな頃。

 

mmoはその時のフレンドやギルドでかなり充実度が変わってくる。もちろん、その時期の自分の接続率の高さが前提とはなるのだが。

 

最初のフレンドはわりとすぐにできた。始めて三日目とかそこらだったと思う。ちょっと放置しようと思って噴水のところに座っていたのだ。

しばらくすると自分に覆いかぶさってくる姿がチラチラと。

いや、なにすんねんお前!

その時には木の棒などという気の利いたアイテムはまだ持っていない。とりあえず立って怒りマーク連発した。

 

後から聞くと、その時そいつともう一人でかくれんぼをしていたらしく、自分のキャラに被さって隠れようとしていたらしい。自分と白チャしたせいでバレたけどな! ざまあねぇぜ!w

 そいつとそのもう一人と仲良くなった。初めてのフレンドである。やったね。お互いはじめたて初心者。はじめた日にちが一日違うかどうか。そんな感じ。

そっからほぼ毎日のようにパテを組み、一緒にストーリーを進め、途中で脱線し飽きもせず雑談しまくってた。

理想である。

同じレベル帯の友人。しかも初心者同士。気が合い雑談しつつ同じ進行度で一緒にストーリーを進める。超楽しい。よくこんな運に恵まれたものである。

 

二人はもうすでにどこかのギルドに入っていた。lobiをみたらそのギルドがギルメン募集かけてた。応募した。

 

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第一章『魔物の蠢動』その7

最初から読みたい方↓

musumeorukusu.hatenablog.com

それにしても会話履歴が残るようになったのは本当に神アプデ。

 

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挨拶まわりいっきまーす。

 

王国軍兵士エラルド「ガレリア王国軍に何用かは知らぬが、ガレリア鉄の味を喰らいたくなければ、気安く近づかぬ様に。」

 

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挨拶に来た

 

王国軍兵士エラルド「挨拶だと? ふん。くだらん。貴様、何者だ。」

 

選択肢、『王国軍』の場合

 

王国軍兵士エラルド「おのれ! ガレリア王国軍の名を騙るか!

貴様のような輩、今すぐ牢獄にぶち込んでやりたいが、王子が遠征でおられない中、無用な騒ぎは起こせん。今回は大目に見てやる。ガレリア王国から立ち去れ!」

 

選択肢、『ソード・オブ・オルクス』の場合

 

王国軍兵士エラルド「ふん……貴様が烏合の衆の一人であろうが、なんであろうが関係はない。闇の勢力の侵出に大義名分を得ている下らん組織だ。

貴様らが無事生きていられるのも、我が王のお陰であることをゆめゆめ忘れるな。」

 

 

 

商人ポルソ「こちらはガレリア王国正規店でございます。」

 

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挨拶に来た

 

商人ポルソ「お役に立てることがありましたら、いつでも仰ってください。」

 

 

 

司書デメトリオ「君、君は……なんだね?」

 

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挨拶に来た

 

司書デメトリオ「そうか。よろしく。うぅむ、しかし我輩の理論では……。」

 

 

 

挨拶まわり終了、エルモに報告します。

 

 

 

魔道士エルモ「うーん……。」

 

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――エルモは腕組みをしながら、唸っている。なにか悩んでいるようだ――

 

魔道士エルモ「え? 挨拶まわりですか? ああ、どうも。

なるほど。あなたもソード・オブ・オルクスの一員に……。合格おめでとうございます。

しかし、弱ったなぁ……ティナさんになんて報告すればいいのか。」

 

魔道士エルモ「しかし、あなたも物好きな人ですね。自分から魔物を相手にしようだなんて……。まぁ、あなたにも事情があるんでしょうね。

僕には、ティナさんやあなたのように事情なんてないんです。人間同士の戦いが怖くて何年も前から書物だけを相手にしています。

こうやって仕事をくれるティナさんには恩があるんですけど、しかし今回ばかりは……。一つ、お願いできますか?」

 

――エルモが声を落とす――

 

魔道士エルモ「実は、さきほど王国軍の方々が試験会場の視察に来られましてね。なんでも、奥の壁が一部崩れていたそうです。

渓谷まで続いたその穴から、魔物が入り込んでしまったということです。会場の壁を塞ぎ、封印すれば問題ないだろうとの判断ですね。

しかし、王国軍の独断で封印するなんてことをティナさんが納得するわけがない。見張りの兵士を倒してでも、エドモンド王に直談判しに行こうとするでしょう。

そうなってしまうと、今度こそ、彼女をかばいきることはできない……。

お願いします。ティナさんが、できるだけ冷静でいられるように、やんわりと事の次第を報告してきてくれませんか。」

 

【王国軍の推察】魔道士エルモからの情報。王国軍はどうやら独自に調査し、試験会場封印を判断したらしい。刺激しないよう言葉を選びながら「ガレリア王都」噴水近くにいる「小隊長ティナ」に報告しよう。

 

魔道士エルモ「ありがとうございます。くれぐれも「王国軍」という言葉は避けてください。

いいですか。できるだけティナさんを刺激しないでくださいね。ガレリア支部をまとめられるのは彼女だけなんですから!」

第一章『魔物の蠢動』その6

最初から読みたい方→https://musumeorukusu.hatenablog.com/entry/2019/04/01/173430

 

***************

 

 

ガレリア王

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魔道士エルモ「なにかご用ですか?」

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魔道士エルモ「ティナさんに言われてきたのですか? つまり、あなたも闇の勢力と戦う決意を証明するということですね。

僕は、ソード・オブ・オルクス試験会場の案内役エルモです。

試験会場内には魔物が出ます。必ず万全の態勢で臨んでください。厳しいようでしたら仲間を集めて参加していただいても構いません。

魔物を倒すことが僕たちの使命ですが、生き延びることを最優先と考えていますから。

試験内容について説明します。大丈夫そうでしたら、話しかけて下さい。」

 

魔道士エルモ「魔物との戦闘を想定し、会場内には組織で捕獲した魔物を放っています。

会場内には魔法のかかった扉があり、その場にいる魔物をすべて倒さなければ開かない仕組みとなっています。

単純に最奥部まで到達すれば、試験は合格です。

挑戦しますか?」

 

【入団試験】入団試験。「ガレリア王都」の南西にいる魔道士エルモに話し「ミッション」を選ぶ事で試験会場へ案内してもらい、全ての魔物を倒そう。

 

魔道士エルモ「分かりました。では、到達の証拠としてこれを……」

 

―エルモは黒ずんだ大きな硬貨を手渡してきた―

 

魔道士エルモ「最奥部に到達すればそこに充溢している魔力が今お渡しした硬貨、決意の証を金色に染め上げるはずです。

さて、準備が出来次第、もう一度僕に話しかけてください。」

 

ミッション入りまーす。

 

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魔道士エルモ「あぁ、硬貨が金に染まっていますね。後はこれをティナさんに見せるだけです。」

 

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小隊長ティナ「こんにちは。むすめ。

その顔だと、結果が出たみたいね。失敗か成功か。

それは……! 試験合格おめでとう!」

 

小隊長ティナ「実力は充分のようね。最後の部屋は魔物も出ないし、余裕だったかしら? ふふ。」

 

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選択肢、『魔物は出た』の場合

 

小隊長ティナ「あらそう。それじゃあ、任命式ね。

……え? 魔物は出た? 途中の部屋じゃなくて? 最後の部屋にも?

そんなはずは……。あそこは偉大な宮廷魔道士が魔法で結界を張った場所。

エルモが案内しない限り、魔法ですべて弾かれ、何人たりとも侵入できないはず。

もしかしてベアレ様が亡くなったことで……?

……わかったわ。上層部に報告してみる。ひとまずは、あなたの任命式だけでも終わらせましょう。少しかがんでちょうだい。」

 

 

選択肢、『余裕で勝った』の場合

 

小隊長ティナ「あらそう。それじゃあ、任命式ね。

……え? 勝った? 何と? 何が出たの? 魔物!? 途中の部屋じゃなくて? 最後の部屋にも?

そんなはずは……。あそこは偉大な以下同文!」

 

ここからまた繋がります。

 

―ティナはそう言うと、剣を引き抜き、ゆっくりとこちらの肩に置いた―

 

小隊長ティナ「ペレトの神よ。ここに謳う。血の誓約に新たな名を書き連ねよ。

むすめよ

汝が命に翳りなきことを 同志の命に限りなきことを

民を守る盾となれ 魔物を討つ矛となれ

礼節を知り、平等たれ 汝が勇ましき心をもて 大地に光あらんことを

むすめ ペレトの神の御名において、我、汝をソード・オブ・オルクスに任命す」

 

―ペレトの光の加護を感じる―

 

小隊長ティナ「さて……と、おしまい!」

 

―ティナは笑顔で剣を鞘に納めた―

 

小隊長ティナ「いい? 忘れないでね。なにがあっても自分の命だけは大切にするのよ。」

 

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選択肢、『はい』の場合

 

小隊長ティナ「ふふ。あなたは、もう立派なわたしたちの「家族」ね。

さてと、試験会場についてどうするか、上層部が判断を下すまでの間、さっそく組織の一員として大事な任務を頼んでおくかな。

「挨拶」よ。旅人同士の挨拶も大切だし、なにより街で何か異変があっても、依頼は向こうから来てくれるとは限らない。

ソード・オブ・オルクスとしての初仕事よ。街の人間に「挨拶」して来てちょうだい。」

 

 

選択肢、『いいえ』の場合

 

小隊長ティナ「……なにそれ。反抗期っていうの? よくないわよ。そういうの。

いい? 忘れないでね。なにがあっても自分の命だけは大切にするのよ。」

 

以下、選択肢『はい』を選ぶまで永遠とこれがつづきますw

 

 

【街の人々】ソード・オブ・オルクスとしての初めての仕事、挨拶まわり。

「ガレリア王都」にいる「王国軍兵エラルド」、「司書デメトリオ」、「商人ポルソ」に挨拶して「魔道士エルモ」に会おう。

 

小隊長ティナ「それじゃあ、よろしくね。むすめ。」

第一章『魔物の蠢動』その5

最初から読みたい方→https://musumeorukusu.hatenablog.com/entry/2019/04/01/173430

 

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ガレリア王

 

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小隊長ティナ「あら、こんにちは。

あら、この間のセタ=グリア島から脱出してきた人よね? こんにちは。ガレリアはどう?

あの後色々とあなたの噂を船員から沢山聞いたわ。嘘か本当か分からないものも混ざっていたけど、あなた人気者ね。

あ、薬草? そう……いつもありがたいわ。」

 

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小隊長ティナ「あれ……でも待って? あなたつまり、さっきまでガレリア大草原1にいたのよね? ニコレッタさんの薬草を届けてくれたんだもの―言葉を濁したティナの視線が一瞬、上空をさまよい、こちらに止まった―」

 

―むすめは、ガレリア大草原を回ってきたことをティナに説明した―

 

小隊長ティナ「あなた、名前は?」

 

―むすめは名前を教えた―

 

小隊長ティナ「むすめ。あなた……幸せの木まで行って、護衛を請け負って回ってたの? そう……どうやらあの船を救った英雄とやらがいたという胡散臭い噂……嘘じゃなかったみたいね。

……これは王国軍のヤツらに目にものを見せてやれるかもしれない……。

あなたの力が必要とされているわ。そう、ソード・オブ・オルクスは今優秀な人材を求めているの。

あなたにそのつもりがあれば、今度試験を受けてみてちょうだい。その時がきたら、わたしに会いに来て。

ソード・オブ・オルクスは、魔物たち含む闇の勢力を打ち滅ぼすもの。とても危険だけれども、世界の命運を背負った組織よ。組織は資格さえあれば、個人の過去は一切問わない。

資格は「悪しき力と戦う熱意を持っていること」「精神状態が安定してること」「14歳以上であること」……以上よ。

ただし、ガレリア支部を任されている、わたしからは一つだけ。この条件さえ守れれば、他の資格は目をつぶってもいいくらいよ。

条件は「自分の身は自分で守れること」。それだけよ。

むすめ。あなたに闇の勢力を制す旅に出る覚悟があるならば……。案内役のエルモにそう伝え、その実力を見せてちょうだい。エルモはこの街の南西にいるわ。銀の髪に眼鏡をかけているのは彼くらいだからすぐに分かるはずよ。」

 

【ソード・オブ・オルクス】小隊長ティナからソード・オブ・オルクスの話、そして入団試験の話を聞いた。「ガレリア王都」の南西にいる会場への案内役である「魔導士エルモ」に会おう。

 

小隊長ティナ「それじゃあ、よろしくね。むすめ。」

第一章『魔物の蠢動』その4

最初から読みたい方→https://musumeorukusu.hatenablog.com/entry/2019/04/01/173430

 

漢字の使いかた、表現の仕方はオルクスの各キャラクターが言っているものをそのまま写しております。漢字の統一できてないやんけ!などは自分に言われても困りまーす。誤字はお手数ですが、教えて頂けると助かります。

 

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ガレリア大平原3

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少女ニコレッタ「ソード・オブ・オルクスの方々のお陰で外に出られるけれども、王国軍の方々のような統率がないというか、責任感がないというか。

……ああ、あなたに言ってるのじゃないのよ?」

 

少女ニコレッタ↓

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少女ニコレッタ「……え? ジージに頼まれて?

わざわざありがとう。それにしても、見ず知らずの方に頼むだなんて、ジージったら、もうあの寄せ集めの集団に感化されたのね。

ああ、あなたに言ったのではないのよ? ところで、あなた。お手伝いしていただけると助かるわ。

魔物は闇を好むの。だから、あたし、薪を集めているの。火をくべ続けなければ、怖ろしい魔物が街に近づいてきてしまうのよ?

夜になると門が閉ざされるから、日暮れ前に街へ戻らないといけないのだけれどあたし一人では充分に集められないの。

ねぇ、あなた。薪を集めるのを手伝ってくださらない?」

 

【ガレリアの灯火】少女ニコレッタの話。日が暮れて、闇を好む魔物が街に近づかないように薪を集める。

 

少女ニコレッタ

「よろしく頼んだわよ?」

 

 

 

少女ニコレッタ「大薪を集めることがわたしの日課であり仕事なの。手伝ってもらえてありがたいわ。

少しでもお礼ができたらと思うわ。」

 

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少女ニコレッタ「ありがとう。今日の分は集まったわ。いつまでこんな生活が続くのかしら? ……3年前までは魔物なんていなかったのに。はぁ、疲れた……。

あの大きな木が見える? ガレリアの民は「祈りの木」と呼んでいるわ。あたしのおじいさまのおじいさまの……さらに古い時代から、ガレリアの民に大地の加護を約束し続けてきた木よ。

ガレリアは豊かな土地柄、薬草もよく採れるのだけど、祈りの木の根に生えるものが特に効果も優れていると言われているわ。

魔物が増えてからは、薪を集めながら薬草を採ることも多くなったの。

だいたいは、商人さんや王国軍の方々に渡すのだけれど、たまにティナさんにもさしあげてるの。

あのソード・オブ・オルクスの一員なんだけれど、ジージの恩人だから……。

3年前の出来事以来、塞ぎ込んでいたジージがようやく普通に話せて、元気になったのもティナさんのお陰。魔物に一矢報いるんだって毎日外に出るまでになったわ。とはいえ、もともとは王宮図書の司書をやっていた子だから戦いなんて素人同然。その足取りとか手つきは、危なっかしくて見てられないんだけど……。こんな時代だもの、止めることはできないわ。

寄せ集められた方々は知らないけれど、ティナさんには感謝してるの。少しでもお役に立てたらと思うわ。

ねぇ、あなた。ガレリア王都に行くのならティナさんに届けてくださらない?」

 

【勇敢なるティナ】少女の話す3年前の出来事とはなんだろうか。 「ガレリア王都」にいる「小隊長ティナ」と会おう。

 

少女ニコレッタ「じゃあ薬草を持って戻って頂戴。あぁ、もしかして、他にここですることがあるかしら?

もし他に用がないのなら、今ならすぐに王都に戻れる手段があるのだけれど……。」

 

すぐに戻りたいを選ぶと、王都にワープできます。

 

少女ニコレッタ「ちょうど巡回馬車が来ている頃合だから、あなた先に行って。私はジージの様子をもう一度見てくるから。」

第一章『魔物の蠢動』その3

最初から読みたい方→https://musumeorukusu.hatenablog.com/entry/2019/04/01/173430

 

 

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ガレリア大平原2

 

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旅の商人ダミアノ↓

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旅の商人ダミアノ「きみ、話に一口乗らんかね。損はさせんぞ。

ふむ、君は何か儲け話を持っているようだな? そういう顔をしとる。

あぁ、あの発注していた薬草か。いや助かった。生活必需品なんぞ、大して儲からん面白みのない商品じゃが、投資の元手は地道に稼がなければならんからな。

あぁ、いやその……正義のためには重要な仕事だ。うむ。

 

さてと。薬草が入荷できたので早速だが、予約を入れていた客の所へ持っていかねばならんな。

あぁ、君、君、ちょうど良いじゃないか。客に薬草を届けるという地味で面倒な……じゃない。あー、その、正義のために重要な仕事をしてもらいたい。客はこの先におる、剣の練習をしとる少年じゃ。

お代はもう受け取っておるから、集金はしなくていい。簡単な仕事だろう。どうかね?」

 

【予約の品のお届け】旅の商人ダミアノの依頼。入荷した品を予約客に届けて欲しいそうだ。※「ガレリア大平原2」にいる「少年ジージ」に薬草を届けてあげよう。

 

旅の商人ダミアノ「おぉ、君は実に良い選択をするな。ちなみに客の名は、確かジージといったはずだ。」

 

少年ジージ「ボクもソード・オブ・オルクスの一員となって、闇の勢力と戦うつもりなんです。3年前のようなことは、もう見たくありませんから……。」

 

少年ジージ↓

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少年ジージ「ひょっとして、薬草の配達ですか? 僕、剣に慣れてなくてすぐ怪我をするものだから、まとめて予約しておいたんですが。

あぁ、やっぱり。助かりました。さっきも地面に足を引っ掛けてしまって、見てください。この擦り傷。

早くティナのように強くなって……ボクもみんなと戦えるようになりたいです。

ボクを奮い立たせてくれたのは、ティナです。ティナは勇敢なんです。彼女も3年前に家族を失っているのに、それを嘆き悲しみ続けるようなことはしない。ボクも早く戦力となれるよう練習してるんです。

そうだ。ボクはもう少しここで剣の練習をするので、まだ王都には戻れません。ガレリア王都に向かうなら、ニコレッタを手伝ってあげてくれませんか。彼女、日が暮れるまでに薪を集めないといけないんです。

ニコレッタはいつも祈りの木の近くにいるはずなんですが、探してみてください。」

 

【戦争の代価】少年ジージの依頼。長く激しい戦いによって市民は厳しい生活を強いられている。※「ガレリア王都3」に行き「少女ニコレッタ」を探してみよう。

 

少年ジージ「はい。よろしくお願いします!」

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第一章『魔物の蠢動』その2

最初から読みたい人→https://musumeorukusu.hatenablog.com/entry/2019/04/01/173430

 

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ガレリア大平原1

 

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船員モデスト「うん? ここで何してるかって? ここは明日の天気を計るのにちょうど良いんだよ。三年前に寄港した時、気づいてな。うん? あぁ、あんたか。お互い生き延びられて良かったよ。 でも放っておいてくれ。」

 

船員モデスト↓ イッケメーン

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船員モデスト「俺には善意なんて無意味だったんだよ。俺が止めようとしたあの男。あいつは最悪だ。危ないと忠告したら、俺を臆病者だってよ。あいつは大事な事を知らないからそう言える。あんな奴に俺から言える事は何もないよ。もういい。勝手に怪我でも何でもすれば良い。

あいつが危険な目に遭うのを止めないかって? 止めない。俺は善意なんて嘘だと思ったんだ。船長の適当な善意で半月も無為にした。でも、もしあんたに本当の善意があるって言うなら、「スーク」を狩って見せてくれ。」

 

【嘘と真実の力】モデストは、保身のためではない行動をするべきだと示して欲しいようだ。モデストに信用してもらうためには、彼が指定した魔物を倒した後、報告すれば良い。周囲を見渡せば、倒すべき魔物が見つかるはずだ。

 

船員モデスト「それじゃそこいらにいるし、五匹は自力で倒して、俺に見せてくれよ。本物って奴がこの世にあるのかどうか。」

 

スーク倒し。

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船員モデスト「俺だって……誰かに親切に……。あぁ、いや、なんでもない。なんだよ? ほ……本当に倒してきたのか。あんた本気でそういう……。」

 

船員モデスト「凄い奴だ……。あぁ、いや、でもな……。俺あいつに善意を侮辱されたんだぜ? これだけでそう簡単に……。

俺だってさ、善意ってやつの恩恵が欲しいよ。もし善意ってやつがこの世に必要って言うならあんたが俺にも善意をくれよ。

そうだな……俺は、食料を仕入れる仕事も任されていてな。その手伝いを、あんたが善意でしてくれるって言うなら、話は別だ。」

 

【能力には義務が伴う】モデストはこちらの善意を認めてくれたようだ。その上でもう一つ、何か頼みたいことがあるらしい。具体的な依頼の内容を聞いてみよう。

 

船員モデスト「「ベルクウ゛ォルフ」の肉は干し肉にしやすい。ここいらにいる奴らを狩って、5つ集めてきてくれ。それが俺の欲しい物だ。」

 

狩りまーす。

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船員モデスト「ほ……本当に持ってきてくれたのか⁉

……あ、ありがとう。あんた……なんていうかその……。いや、うん。結局こういうのが、精霊の望む思し召し、って事なのかな……。」

 

船員モデスト「正直……嬉しいと思った。あぁ、えっと……。それじゃあ、あいつの知らない事をあんたに話すよ。あいつを助けるのに必要な情報だ。

あいつさ、世の平和のために、自分はここで船が出る合図まで、魔物を狩っておく、って言ってやがった。合図なんて出るかよ。

今海は魔物で一杯だ。当面は港は使えない。多分引き際を逃して、いずれ怪我するだろうと思ったわけさ。これ、あいつに知らせるのか?」

 

【精霊より与えられし物】出航予告の鐘が鳴らないことを知らない旅人が、無理な戦いをしかねない状態のようだ。モデストは、怪物に見つかる恐れがあるため、平原の奥までは進めない。代わりに旅人に知らせに行こう。

 

船員モデスト「そうか……そうしてくれると……助かる。俺は……今更あいつと顔をあわせ辛いしな。俺達には多分……善意って奴が必要なんだ。」

 

 

冒険者アレクシオ「魔物が少ないおかげで、人と人同士で争うと皮肉を言われる立場のガレリアでさえこんなに魔物が増えるとはな……。

うん? この後船が出る事は当分ない? そうか。それは教えていただき助かった。しかし、何故貴方は私にそれを?」

 

アレクシオ↓

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冒険者アレクシオ「そうか。私はあの船乗りの彼を一度怒らせてしまっていたか。それはすまないことをした。

しかしただひとすらに人々に奉仕するという点 そこで我々は同じ物を見ているのかもな。私も、貴方も、彼も。

もし貴方が私と同じ志を、精霊の意思に従って人々への奉仕をこれからも重ねていくつもりだというなら一つ私の手伝いをしてくれないか? この先にいる商人のダミアノという男に、この荷物を届けてきて欲しいのだ。以前収集を頼まれていた物でな。」

 

【物資の輸送】冒険者アレクシオの依頼。生活必需品の入荷を手伝いたいようだ。

 「ガレリア大平原2」にいる「旅の商人ダミアノ」に薬草を届けてあげよう。

 

冒険者アレクシオ「助かる。彼には彼の、人々に物資を滞りなくいきわたらせる使命があるはずだ。私はここでもう少しだけ討伐を続けよう。」